セルビア人の教会:サウスバンク

ブリスベンにはセルビア人の教会が4つあるそうだ。そのうちのひとつで結婚式。非常にこじんまりした筒型の建物で、上はドーム状になってる。中も長椅子はなく(普段は並んでるのかもしれないが、少なくとも今回は壁際に全て寄せられていた)、新郎新婦と聖職者は小さな建物をめいっぱい使って儀式を執り行う。正面のイコンのある祭壇で詠等したかとおもうと、ドームをぐるぐる何周も回ったり、真ん中あたりで冠をかぶったり銀の十字にキスしたり新郎新婦の両手をレースの布で結んだり。

しかしなにしろセルビア人と関西人の結婚に参列者は韓国人という凄い取り合わせなので、セルビア人の聖職じいさんは殆ど誰もわからんようなセルビア語で同席したばあさんだけ爆笑という超ピンポイントジョークを連発したり、関西人は関西人で後ろでボソボソとずーっと儀式にツッコみ入れ続けるという、日本人や韓国人にとっては珍しいギリシャ正教の荘厳な儀式のイメージなぞ微塵もない、実にくだけた式になりまとさ。アーメン。

写真は教会のイコン。最近は「アイコン」と表記されるのか?