超常現象

いや電車のってたらね、隣りに例のホラあのちょっと堪忍して欲しいタイプのひとが座ってきたんですよ。なななんか横方向に激しく成長されていて髪の毛もわさーんとなっててリュック背負っててハァーッハァーッて息してて、自分ごと洗濯機のなか飛び込んで脱水終わってもそのまま3日間入っていま出てきましたーって感じの水っぽさと脂っぽさを兼ね備えたひとが。

ところが、でしよ。やべロレツ回ってねえ。そのひとが、すっごーーーいイイ匂いがするの! さやっと甘いウルトラマリンにミント系の混じった爽快感溢れるにおい! いくら嗅いでもイイにおい! むしろ積極的に嗅ぎたい! まるでエデンの東から追い出されその門の隙間から漂う匂いを名残惜しく懸命に嗅ぎつづけるアダムとイブのように! でもなんでこのひと! およそこのひとが持ちうる対極の匂いを!? あまりにも白く眩しいものを直視して失明し逆に真っ暗になるようなものか!? ぐわーっ。


  • 朝たまごかけごはん。
  • 昼パン。
  • 夜明日付けの日記に書きます。